帰国が見えてきて、やらねばならないことがさっぱり終わっていないことに焦りを感じながらも、今日の午後のPPTを作成。なかなか終わらないまま文書館に。雨が降り始め、温度が下がり出す。
文書館でなんとかPPTを仕上げて送り出す。引き続き文書閲覧。保釣運動なるものを中華民国政府がどう見ていたかがよくわかる。ナショナリズム、愛国主義というのは、権威主義にとって、とても大きな鬼門というか、危険要素だという典型例。国民党は保釣運動の展開の中で、当初の尖閣諸島に対する政策の変更を余儀なくされていった。
午後は政治大学文学院で講演。戦後東アジア冷戦史の捉え方を、脱帝国化/脱植民地化、戦勝国/敗戦国の二つの軸から考えようとするもの。終了後、東大ー政治大学の交換留学生経験者たちとの食事。薑母鴨にしてもらったのだが、ちょうど気温が下がってよかった。二次会まで。