午前中、昨日提出した書評原稿の修正版作成。また、次の原稿を作成して提出。短めのエッセイ。国民党党主席選挙にも言及。
洪秀柱陣営は第一選挙で決着がつくとは考えず、郝龍斌の票も吸収してから呉敦義に対抗するつもりだったのだろう。だが、一回目の選挙で呉が当選してしまった、ということだと思われる。
洪は国民党内の「新党」よりの人々を支持基盤としてきたが、この選挙の後に彼らは国民党を離党した。だが、「洪衛兵」と言われる議員集団は離党はできない。呉主席はこれらの洪支持者と対峙しつつ、地方の国民党組織を立て直して、2018年の統一地方選挙に備えることになる。蔡英文政権の「移行期正義」に基づく国民党批判も洪から呉に代わって少しは和らぐかもしれない。呉主席の下での国民党が党の崩壊を食い止められるか、見ものである。
昼から会議。冒頭で報告、また夕方でも報告。一日中アジア近代史の議論。おかげで台湾学会には参加できなかった。「台湾」研究者がアジア史の中でやはり少数であるために、アジア史の会議が台湾学会にバッティングしたというわけだろう。
夜は懇親会。