朝、原稿の修正など。
駒場に。午前中大学院ゼミ。中国史研究者の拘留、またそれが持つ意味、今後の日本の中国研究の研究方法の変化の可能性などについて伝える。昼は研究会。午後は、海外の大学院生のとの面談。そのあと、学部講義。19世紀が終わった。そのあとは事務処理。
夕方は他大の方からの聞き取り。夜は、夕食を兼ねた研究会。そのあと、さらに研究会。終わったのは23時前。
各方面に、今回の国立大学教授拘留事件が日中関係全体に与える影響、また今回の事件がどのような背景の下でおこあったのかについて説明する。「習近平訪日までは穏便に」という声は依然強い。中国は安保、海、歴史、台湾、人権などの領域で日本に厳しく、経済貿易で日本に接近している。つまり二つに分けているのだ。しかし、日本はこのように分けない。
まるで、日本が両手で中国の左手を握り、空いた中国の右手で日本が殴られ続けているようなものである。これでいいのだろうか。